稽古場五訓

序文

  • 以下の文章は稽古場に参加する、演出、役者のほかスタッフ、見学者、その他同じ空間を共有するすべての人に適用されます。

心理的安全性について

  • 演劇の稽古では参加者の感情的反応を求めることが多々あります。

  • そしてそのことが各々に感情的危機をもたらし得ることを、私は理解します。

  • 従って参加する誰もが、その理由を明らかにすることなく稽古を中断し避難する権利を持つことを改めて確認します。

  • また、公演・企画の継続に鑑み、場の運営の方法について真摯に変更・改善に取り組むことを約束します。

  • この項目はゲームポエム・アーカイブス: 安全性の確保についてに大きな影響を受けて書かれています。よろしければ原文もご参照ください。

稽古場での議論について

  • 企画に参加してくれる皆様には積極的な議論を推奨します。疑問なこと、思いついたこと、「この方がいいな」ってこと、どんどん教えて下さい。脳みそひとつで考えるより、人数分の脳みそで考えたほうがきっといい結果になります。
  • 意見が割れたからと言って、あなたを馬鹿だと思っているわけでも嫌っているわけでもありません。意見の相違は前進のチャンスです。
  • どーーーしても合意できないときには、予め決めた責任者(大抵は演出家ですね)に委ねてもらえますか。集団でのモノ作りにはどうしてもこういう時はやってきます。

オーダーについて

  • 私が何かをリクエストするのは、私があなたよりも優れているからではありません。そうではなく主に以下のふたつの理由からです。
    • 私がいいと思うものは何か、いいと思うのは何故かを、私はまだあなたに伝えていません。「まさに今」伝えるためのリクエストです。
    • 私はあなたには見えないあなたの外側の視点に立っています。何故なら私はあなたではないから。

評価について

  • 稽古場での私からの評価はなるべく率直に、かつ肯定的な側面を中心に行いたいと思っていますが、「率直さよりも、自分はとにかく褒められたほうが伸びる! オーダーはできる限り肯定的であって欲しい」という方は出来れば教えて下さい。できる限り配慮します。

ここまでの方針は変わりうる

  • 以上の内容に、問題を感じる場合・より良い改善の提案がある場合は率直に意見を伝えてくれることを望みます。
  • 今ここに挙げていることが最善とは思っていません。既に書いてある内容に限らず、追記・削除・変更の提案はいつでも、どこでもお待ちしています。

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